株式の相続はどうなる? - 相続で株式・公社債があったら?

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株式の相続はどうなる?

故人の資産に株式があったとき、それも相続の対象になるでしょうか?
これは確かに相続の対象になります。
株式も現金や預貯金などと同じく、故人が持っていた資産となりますから、相続人がいる場合はその方達で引き継げます。

ただ、気を付けたいのはその所有権の移り方です。
現金や預貯金の場合、相続人が複数いればその方達で自動的に分け合うことも可能ですが、株式の場合はそうではありません。
もし複数の相続人で株式を分けたいときは、必ず遺産分割協議を行い、すべての相続人の同意を得た上で分け合わないといけません。
この協議の結果、相続人の誰かが株式のすべてを相続しても構いませんし、複数の相続人で分け合うこともできなくはないんです。

ただ、たとえば遺産として100株があったからといって、それを相続人の人数で自動的に等分されるといった相続にはなりません。
遺産分割協議が終わるまでは、その株式は相続人全員の共有資産となっており、その状態では特定の相続人の意思で売却はできませんし、株主としての権利も行使できないんです。

その理由は、株式自体の特徴にあります。
これはそれを発行した株式会社から配当を受け取る権利でもあり、ただの金融資産のように見えますが、正式にはその株式会社のオーナーとしての権利です。
ある会社の株式を持っていれば、その株式会社の株主総会では一定の発言権を得られます。
その会社の株式の過半数以上を持っている大株主だった場合、会社のオーナーとして事実上の経営権を得たのに近い状態にもなります。

このように株式は単純な金融資産ではなく、一つの株式会社の経営に強く影響する特殊な資産です。
そのため、持ち主が亡くなったからと、相続人の人数で自動的に等分するといった相続はされないようになっています。
そのような相続はイメージしないように注意してください。
相続自体は可能ですが、それをするためには必ず遺産分割協議が必要になることを基本として確認しておきましょう。