相続した株式を売りたい - 相続で株式・公社債があったら?

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相続した株式を売りたい

遺産相続では非常にたくさんの種類の財産が対象になり、その数が多ければ多いほど複雑にもなりますし相続人の間でトラブルになってしまう可能性もあります。
一般的によく知られている財産には建物や土地などの不動産や、自動車や貴金属、現金などがありますが、株式も代表的な財産のひとつと言っていいでしょう。

被相続人が生前積極的に株取引をしている人の場合、かなりの株式を保有している可能性がありますし、株式を買っている会社の業績が好調であればそれだけ利益を出せる可能性も高まっています。
したがって株式の価値はこちらが決められるものではなく、その株を欲しいと思っている人が多い、つまり人気の銘柄であることが価値を高める要因になりますのでそこをしっかり把握しておかなければなりません。
遺産相続の際に株式を相続すると、売却益を出したいと考える人も多いのですがまったく株式のことを分からずに売ってしまうとかなり損をしてしまう可能性もあります。

また、相続した株式には相続税が発生しますし売却益が出る場合は譲渡所得税がかかりますから、必ず覚えておきましょう。
相続税とは株式を含めた相続の対象になる財産すべてにかかってくる可能性がある税金で、相続税の基礎控除額=3,000万円+600万円×法定相続人の人数で計算することができます。
たとえば相続人が3人いる場合で、相続する財産の総額が8,000万円の場合、基礎控除額は3,000万円+600万円×3なので4,800万円となり、8,000万円から4,800万円を引いて3,200万円が相続税の対象財産となります。

そして相続した株式を売却して売却益が出る場合にかかる譲渡所得税ですが、こちらは「株式などにかかる譲渡所得等の金額」= 譲渡価額総額-取得費や委託手数料などの必要経費で計算できます。
これに22.1%の税率で課税されますから、株式の譲渡所得税は「株式などにかかる譲渡所得等の金額」×22.1%で出てくるのです。

このように株式を相続する場合はまず相続税について考えなければならないこと、そしてそれを売却して利益を出したい場合は譲渡所得税がかかってくることを踏まえて計算しなければなりません。
もともと税金について知識がある人や、そういった仕事を専門にしている人なら特に問題はありませんが、初めて遺産相続をしてこういった手続きをするなら専門家に相談してから正しい方向へ導いてもらうのが得策と言えるでしょう。