一般口座の株式の相続 - 相続で株式・公社債があったら?

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一般口座の株式の相続


故人が株式を持っていた場合、それも相続財産に含まれるのですが、これが一般口座のものだった場合、口座の種類を変えられることもあります。
株の扱いや資産運用に慣れていない方は、このことも考えるといいでしょう。
まず株式を管理する口座には、一般口座と特別口座があります。
初心者向きなのは特別口座、中級者以上に向いているのが一般口座です。

何が違うのかというと、税金の申告の手間です。
特別口座の場合、利用者が希望すると、その口座を管理している証券会社が税金の計算をし、納税までやってくれます。
これは源泉徴収という形になるため、ちょうどサラリーマンをやっているとき、会社が税金の手続きをやってくれるため、自分で確定申告などする必要がなくなるのと同じことです。

ちなみになぜこのような税金の手続きが必要かというと、株式の運用により利益が出た場合、その利益にも税金がかかるためです。
本来ならその申告手続きも所有者が自分で行わないといけません。
その手間を省いてくれるのが、特別口座となります。

ただ、中級者以上の方など、一般口座で株式の運用をしていることもあります。
こちらの場合、証券会社は特に税金の手続きなどはしないため、申告の必要性の判断から申告の準備、実際の申告まで、すべて利用者が自分で行うのです。

一般口座の株式を相続し、同じ種類の口座で管理すると、以降は相続人がその運用成績をまとめ、自分で申告の必要性を判断し、税務署まで申告をすることになります。
これに慣れている方はいいのですが、普段はサラリーマンをしている方など、あまり確定申告に慣れていない方もおられますよね。
そのような方は、相続をきっかけに口座の種類を変え、特別口座での管理に切り替えるといいでしょう。

証券会社では、相続をきっかけにその株式を取得した場合、口座の種類を変えられることがあります。
株式の運用に詳しかった被相続人から、慣れていない相続人へと所有者が変わった場合、特別口座へと変えた方が、手間がなくておすすめです。

なお、特別口座へ変えた場合も、何もしなくても税金の申告をやってもらえるわけではありません。
このときは源泉徴収の有無を自分で選べます。
このときに必ず徴収ありの方を選んでください。

これでその株式の運用により、申告の必要が出た場合、証券会社の方で源泉徴収し、税務署まで納税してくれます。
株の所有者となる相続人の方では、確定申告などしなくても問題ありません。
一般口座の株式を相続した場合、このような対応を考えるといいですが、一般口座でもいいと思えば、そちらに保管してもOKです。
この点は相続人の希望に応じて判断するといいでしょう。